黒瀬谷地区活性化プラン推進委員会について

 黒瀬谷地区では、平成30年度に今後10年間の黒瀬谷地区の将来像とその課題解決にむけた「黒瀬谷地区活性化アクションプラン」を取りまとめ、令和元年度にアクションプランを実行するための「黒瀬谷地区活性化プラン推進委員会」を組織しました。

 令和2年度からは、富山県より「中山間地域チャレンジ支援事業」の採択を受け、三年計画で地区住民が主体となった特色ある地域づくりを進展させ、地域課題に取り組み、コミュニティビジネスの創出を目指します。

黒瀬谷活性化プラン推進委員会は、下記団体が連携して運営します。
○ 黒瀬谷地区自治振興会
○ 久婦須川土地改良区
○ 宮腰用水組合
○ 黒瀬谷地区ふるさとづくり推進協議会
○ 黒瀬谷青壮年団
○ 農事組合法人 KEK
○ 黒瀬谷施設園芸組合
○ 黒瀬谷交流センター運営委員会

取り組む地域課題

住民誰もが暮らしやすい地域社会の構築

 本地区では、少子化による人口減少が進んでいるとともに、高齢化率も30%を超えるなど高齢化も進行しています。自分や家族の老後の介護を不安に思っている住民も多く、高齢者の日常生活をサポートする施策を望む声が多くあがっています。そのため、子供から高齢者まで住民誰もが生きがいを持ちながら安心して生活できるような体制を構築していくことが必要です。

新規定住の促進による定住人口の確保

 高齢化率が60%を超える「超限界集落」も現れてきており、このまま人口減少が進んでいけば地域の存続そのものが懸念される状況となってきます。そのため、集落の一定規模の人口が維持されるよう他地域からの移住を促進していく必要があります。また、八尾地域の山間部で唯一の単独校として存続している樫尾小学校も児童数が減少しており、小学校の存続のためにも、若者や子育て世帯の移住を促進していく必要があります。

農業の活性化や都市農村交流の推進等による雇用と所得の確保

 当地区の農家世帯員では、農業の継続・農地の維持について不安に思っている声が一番多く上がっています。新規就農者など新たな担い手を確保するとともに、高収益作物の栽培や農産物のブランド化、6次産業化などにより収益力の向上を通じて農業を活性化させ、地区住民の雇用と所得の確保を図っていく必要があります。

富山市黒瀬谷地区紹介

 本地区は、八尾地域の東部に位置し、清流、久婦須川の河岸段丘沿いに集落が点在しており、肥沃な農地と豊富な水資源のもと、水稲を中心とした農業を展開しながら、活発なコミュニティ活動が行われてきました。また、本地区の北部では、旧八尾町の中心部に近く、交通条件も比較的良いことから、昭和50年代に住宅団地が造成され、多くの非農家がそこで生活するようになりました。

 しかしながら、近年、少子・高齢化が進行し、農業面においては農業者の担い手不足や耕作放棄地の増加が懸念される状況となっているほか、生活面においては、世帯数や人口の減少により、集落維持活動の低下が懸念される集落も現れてきています。また、伝統文化・教育面においても、青年層の減少によりほとんどの集落で伝統行事である獅子舞ができないほか、八尾地域の山間部で唯一単独校として存続した樫尾小学校の児童数が減少し、小学校の存続も懸念されています。

 さらに、今後、少子・高齢化がますます進行すれば、住民の暮らしが厳しくなるとともに、これまで地区が守り続けてきた伝統・文化・風土が失われてしまうことが懸念されます。

黒瀬谷地域活性化プラン推進委員会の連絡先

事務局

名称富山市黒瀬谷地区センター・黒瀬谷公民館
住所〒939-2327
富山市八尾町樫尾162
TEL076-455-1074
名称黒瀬谷交流センター 喜楽里館
住所〒939-2321
富山県富山市八尾町小長谷352
TEL076-455-3695

「黒瀬谷地区活性化プラン推進委員会」は、5つのプロジェクトチームで組織されています。

黒瀬谷地区に移住された方、黒瀬谷地区の活性化につなげたい方、サポーターとして活動に参加しませんか。